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5弦のナット 〜たまにはバンジョーのこと〜 [楽器]

5弦バンジョーの5番目の弦は、ネックの途中に付いています。

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そしてその5弦のナットは通常5フレットの低音側(4フレット寄り)に付いています。
(ナット=弦のヘッドストック側の支点となるパーツ(上駒)。ボディー側はサドル(駒)と呼ばれています)

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ところがそれだと、スケールにズレが起こるため、正確なピッチが得られない。
写真では解りづらいですが、5弦の5フレットは弦に当たっておらず、その上方のナットがスケールの起点になっているのです。
つまり6フレットまでの距離が遠くなるため、その次の7フレットとの距離バランスに不均衡が生じるわけです。
これはバンジョー弾き共通の悩みだったと思います。

そこで今回、いつも僕の楽器のメンテナンスでお世話になっている中西秀樹氏に相談した結果、ナットを5フレットと同じ位置に移動させるというアイデアの提案を頂き、早速改造を施してもらいました(^^)

2011-01-14 07.09.20.jpg

この事により、かなり正確な音程が出せるようになりました!!

2011-01-14 07.12.08.jpg

バンジョー弾き以外には解りにくい話かも知れませんが、実はこれってスゴイことなんですよ!!
中西秀樹さん、いつもありがとうございますm(__)m


今回は久しぶりにバンジョーのお話しでしたが・・。
・・ちょっとマニアックでした?(^^ゞ
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